くるり〜、信頼できる不用品回収業者かどうかってどうやって見分けたらいいの〜?


急にどうしたのよ。


友達が不用品回収を依頼したんだけど、実際に来た業者が接客は悪いし、見積もりと料金が全然違うしで嫌な思いをしたらしくって……。


なるほどね。サービスレベルが高い業者さんの探し方ってことね?


そうそう、そういうこと!


オッケー!じゃあ今日はそのあたりについて話そう!


よろしくお願いします!

不用品回収を頼む際、悪徳業者や違法業者は論外として、どんなに法令を守っていても接客態度が悪かったり、見積もりの金額と実際の金額があまりにも違ったりすれば、「頼むんじゃなかった」と思ってしまうもの。そうならないためには、依頼の時点で信頼できる不用品回収業者を選ぶ必要があります。

しかしホームページを見ただけでそこまでを判断するのは簡単ではありません。そこで選ぶ基準になるのが電話です。サービスレベルの高い信頼できる業者ほど、電話の対応が丁寧で、電話口でも比較的正確に見積もりを出してくれるからです。

ここでは業者の良し悪しを見極めるために消費者側が準備するべき情報を確認したうえで、電話対応でチェックするべき4つのポイントを解説します。

まずは「伝えるべき情報」の準備をしよう

●回収してもらいた品物のサイズ・数
●回収してもらいたい品物が組み立て家具かどうか
●どうやって家の中に運び入れたか
●建物の外に運び出す際の経路の環境
●家の前の道路の幅
●大きな荷物の運び出しに許可は必要ないか
●大きな荷物の運び出しに養生が義務付けられていないか
●駐車場に入るために鍵などは必要ないか
●住んでいる建物は高層マンションかどうか

不用品回収業者が正確な見積もりには、実に様々な要素が影響します。しかし目安となる情報があれば、100%とまではいかなくともある程度までは正確な見積もりを出すことができます。この目安となる情報というのが、上記の9つです。

サイズや数は作業にかかる時間や必要なトラックの大きさを計算するうえで必要ですし、組み立て家具かどうかは分解しなければ部屋の外に出せないのかどうか、出せない場合は分解できるのかどうかなどの判断に必要な情報です。

家の中に運び入れた方法や、運び出す際の経路の環境によっては特別な機材が必要だったり、時間が余計にかかったりしますし、家の前の道路の幅が狭ければトラックを近くの駐車場に停めてから作業に取り掛かる必要が出てきます。

搬出作業のために許可や養生が必要な場合や何十階もあるような高層マンションの場合も作業時間が長引く可能性が高くなるため、そのぶんを考慮に入れた見積もりをしなければなりません。

こうした情報を伝えずに正確な見積もりをしろ、というのはベテランの業者にとっても至難の技です。信頼できるかどうかをきちんと判断できるように事前に準備をしておきましょう。

なお、上記の9つの情報のより詳しい解説は、【必読】不用品回収の前に!問い合わせ時に伝えておくべき9つの事にまとめているので、こちらも参考にしてください。

なるほど、業者の良し悪しを見分けるためには、まずはこっち側がちゃんと依頼しないとダメってことだね。


本当はあっちゃいけないことなんだけど、業者さんも人間だから、雑に対応されれば雑に対応しちゃう場合もあるからね……。

信頼できる業者を見極めるためのチェックポイント

指を差す女性

伝えるべき情報の準備ができたら、業者の目星をつけて問い合わせの電話をかけてみましょう。この際、信頼できる業者かどうかを見極めるためのチェックポイントとなるのは次の4つです。

□対応は気持ちのいいものか?
□言葉の使い方は正しいか?
□正確な見積もりを出すために必要な情報を聞いてくるか?
□見積もりの根拠を尋ねたら、丁寧に回答してくれるか?

以下ではどうしてこれらが信頼できるかどうかの基準になるのかを解説していきます。

対応は気持ちのいいものか?

・敬語を使っているか。
・ハキハキとした発声で話しているか。
・こちらの言葉を復唱したり、メモを取ったりしている様子があるか。
・無駄話をせず、簡潔に話を済ませているか。 など

電話の対応が気持ちのいいものかどうかは、最終的には個人の好みに左右されます。しかし基本的な部分は万人に共通です。信頼できる業者はそうした基本の部分をきっちりと守っているものです。

このチェックポイントは、業者が消費者目線に立っているかどうかを推測するものさしになります。なぜなら「お客様に気持ちよく問い合わせをしてほしい」と思えば、言葉遣いも丁寧にしますし、何度も同じことを言わせたり、余計な話で時間を取らせたりはしないからです。

判断はフィーリングでかまいません。一度話してみて「なんだか感じが悪いな」「ここは感じが良いな」と思ったら、それが答えです。

言葉の使い方は正しいか?

電話対応をする作業服の男性

不用品回収業者の多くは「ゴミを処分する」「不用品を処分する」という言い方をすることができません。なぜなら一般家庭から出るゴミを回収したり、処分したりするためには「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要になるのですが、大半の不用品回収業者はこの許可を取得していないからです。

不用品回収業者ができるのは「不用品の買取(もしくは回収、引き取り)」です。もちろん「ゴミを処分する」「不用品を処分する」という言い方をしていても、実際に行なっているのが不用品の買取であれば問題はほとんどないのですが、消費者に余計な誤解を与えないためにも、正しい言葉の使い方をするのが本来あるべき業者の姿勢です。

このチェックポイントからは、そうした不用品回収業者の法令遵守に対する意識の高さをうかがい知ることができます。というのも「違法業者だと思われたくない」「違法業者ではないかという不安を抱かせたくない」という思いがあれば、その思いは自ずと言葉の使い方に表れるからです。

正確な見積もりを出すために必要な情報を聞いてくるか?

前述したように、正確な見積もりを出すためには不用品のサイズや構造、搬出路の環境など様々な情報が必要になります。本来、これらをヒアリングせずに正確な見積もりを出すことはできません。

そのため正確な見積もりを出そうという姿勢がある不用品回収業者は、消費者から問い合わせがあった際にはできるだけ情報を聞き出そうとします。それをしなければ「○○○○円〜○○○○○円の間です」などと非常に幅の広い見積もりしか出せないからです。

そのため「見積もり時と実際の精算時の差をなくしてほしい」と思うのであれば、きちんと情報をヒアリングしてくれる業者を選ぶようにしましょう。

見積もりの根拠を尋ねたら、丁寧に回答してくれるか?

ガッツポーズをする男性

最後のチェックポイントからわかるのは、「正確な見積もりを出そうとしているか」「消費者目線に立っているか」の両方です。

なぜなら、正確な見積もりを出そうとすればその料金に見合った根拠があるでしょうし、消費者の気持ちに立っていれば「根拠のない見積もりを提示するわけにはいかない」と考えるからです。

そのため見積もりの根拠を尋ねて、「それはサイズがこれくらいなので」「この量ですと、小さなトラックでは積みきれず、大きなトラックが必要なので」「養生のための時間と人件費がかかるので」といった形で、丁寧に回答してくれた場合は、その業者は信頼できる可能性が高いと言えるのです。

まとめ

どう?信頼できる業者さんの選び方、わかったかしら?


うん、すごくわかりやすかったよ!


信頼できる・できないの線引きは人それぞれの部分もあるから、100%これで間違いないってわけじゃないけど、たいていの場合は大丈夫だと思うよ。


ありがとう!さっそく友達に教えに行ってくるよ!


はーい、いってらっしゃーい!

不用品回収業者の電話対応には、消費者目線で対応しているかどうか、見積もりをなるべく正確に出そうとしているかどうかなどが表れます。

そのため、より信頼できる業者を選びたいと思うのであれば、ホームページだけで判断しようとせず、まずは電話をかけてみることをおすすめします。