リサイクルショップでギターを買い取ってもらうことってできるの?


うーん、専門的な商品だからお店によるかな。


そうなんだ!壊れて動かなくても買い取ってもらえることがあるって聞いたんだけど……。


コンブ、ギターなんて弾いたっけ?


お父さんが昔買ったんだけど、すぐ飽きて押入れに入ってたやつが出てきたんだ。


なるほどね。じゃあ今日はギターの売り方講座といきますか。


よろしくお願いします!

意気込んで始めたはいいけど、仕事が忙しくなったり、モチベーションが続かなかったりで押入れにしまいっぱなしのギター。家族や親戚から譲り受けたはいいけど、自分でギターを買ったので、ずっと使わずに置いているギター。

そうしたギターをお金に変えたいと考えている人も多いのではないでしょうか。しかしギターを始めとする楽器は、売りにも買うにも専門的な知識が必要なため、いったい相場はどれくらいなのか、どうすれば高く売れるのかがわからないという人も多いはず。

そこでここでは、ギターの買取基準や相場、高く売るためのコツについて解説します。

INDEX
  1. ギターは壊れていても買い取ってもらえる?
  2. ギターの買取相場ってどれくらい?
  3. ギターを少しでも高く売る5つの方法
    1. 売る前の丁寧なメンテナンス
    2. お店を慎重に選ぶ
  4. 一括見積もりはリサイクルページで!

ギターは壊れていても買い取ってもらえる?

壊れたアコースティックギター

テレビや冷蔵庫などの家電は、壊れていれば基本的には買い取ってもらえません。なぜなら家電のパーツの一つ一つには、あまり価値がないからです。例えばテレビや冷蔵庫の内部に使われているレアメタルなどには価値がありますが、それ以外の液晶や扉にはほとんど価値がありません。

しかし、ギターは違います。というのもギターの修理には専用のパーツが必要になりますが、これをメーカーなどから取り寄せるとなるとかなりのコストがかかってしまいます。

これはつまり、ギターのパーツにはきちんと価値があるということです。特に希少な価値のあるビンテージギターになると、たとえ音が鳴らなくてもパーツだけで買取になる可能性が十分あります。

また専門的な知識や技術があれば、修理をして売り物にできるという点もギターの特徴です。日本の中古市場では、修理したテレビや冷蔵庫に需要はありませんが、ギターであれば話は別。新品が高いこともあり、「初心者だから安いやつでも音が鳴ればいい」といった需要があるのです。

そのためギターには明確な買取基準はないと言うことができます。もちろん買取を依頼するお店の知識や技術にも左右されますが、たとえ壊れていても一度専門店に持ち込むことをおすすめします。

ギターの買取相場ってどれくらい?

貯金箱の豚

ただし、ギターには明確な買取基準はないといっても、製造年数も新しく、人気のモデルで、状態が良いとなれば、製造年数が古く、人気のないモデルで、状態が悪いギターよりも高く売れます。

では具体的に、中古ギターにはどれくらいの買取価格がつくのでしょうか。以下ではいくつかのメーカーやモデルを例にとって、紹介してみましょう。

メーカー・モデル名 買取相場 参考定価 備考
ARCHTOP TRIBUTE AT-101 〜2万5,000円 税抜11万円 現行品
ARCHTOP TRIBUTE AT102 Classic 〜3万円 税抜13万9,800円 現行品
ARIA FA-BW 〜3万5,000円 税抜15万円 生産終了品
ARIA FA-1000 VLB 〜4万5,000円 税抜22万円 現行品

上表の4モデルは汎用品で、希少価値が高いわけではありませんが、限定モデルなどになると、買取価格の相場は大きく変わります。

メーカー・モデル名 買取相場
GIBSON USA 50s Les Paul Standard (2002-2008) 〜11万円
GIBSON USA Ace Frehley “Budokan” Les Paul Custom (2011) 〜12万円
FENDER STRATOCASTER Early ’72 Sunburst/1Strings tree Rose neck/ VG-2815 〜43万円

これらのギターは現行品で定価数十万円を超える高級ギターなので、こうした価格になるという面もありますが、生産終了品で、かつ人気があるため、こうした買取価格の相場になります。

ギターを少しでも高く売る5つの方法

ギターの買取価格の相場は他の中古品と同様、時に数万円単位の幅で変動します。その原因は、中古ギターの査定には以下のような要素が関係してくるからです。

・その時々の人気
・製造年数
・モデル
・状態
・付属品の有無

したがって、中古ギターの買取価格は実際に査定してみないとわからないというのが実情です。

しかし、買取価格が正確に予想できなくとも、できるだけ高値がつくように工夫をすることは可能です。以下では上記の5つの要素を踏まえたうえで、ギターを高く売るための方法を5つ紹介しましょう。

売る前の丁寧なメンテナンス

ギターの買取価格を引き上げる最も基本的な方法はメンテナンスです。たまったホコリや手垢をきれいに拭き取っておくだけでも、買取業者側のクリーニングの手間が省けますし、丁寧に使われてきたという印象を与えることができます。そうした要素が、買取価格に反映されるのです。

ただし、クリーニングを行う際は薬品の使用はやめておきましょう。というのもギターは木製の場合が多く、塗装などにも天然の塗料が使われている場合があるため、薬品を使用すると変色や傷みなどの状態劣化につながる可能性があるからです。

お店を慎重に選ぶ

ギターは専門的な商品なので、少しでも高く売ろうという際に「どこに売るか」は非常に重要な要素になります。お店選びの際は、以下の3点に注意して選ぶようにしましょう。

価値のわかる専門店を選ぶ

頼もしいギターショップの店員

どんなに貴重なヴィンテージギターでも、知らない人が見れば古めかしいギターでしかありません。

そのため、そうした価値の高いギターを売る場合は必ず価値のわかる専門店を選ぶようにしましょう。もちろん大手チェーンなどにも楽器に詳しいスタッフがいる可能性がありますが、そのスタッフに査定をしてもらえるかどうかはわかりません。

そのお店が価値のわかる専門店かどうかは、店頭に並んでいるギターとその価格で判断します。自分が売ろうとしているヴィンテージギターのようなギターが陳列されているか、そしてその価格は適正か(※)をチェックしたうえで、買取を依頼するようにしましょう。

(※)中古販売価格にはお店の利益も含まれているため、価格の50〜70%が買取価格の目安だと考えましょう。

リペア専門スタッフがいるお店を選ぶ

部品の欠損があったり、音の不具合があったりするような場合は、普通のお店では買取価格がつかない可能性があります。そのような場合は、リペア専門スタッフが所属しているお店を選ぶようにします。

ただしその場合でも、買取価格は「欠損や不具合があるギター相応の価格になる」ということを念頭に置いて持ち込むようします。そうすれば「どうしてこんなに安いの?」と余計な不満を抱かずに済みます。

自分のギターを高く売っているお店を選ぶ

ヴィンテージギターでなくても、自分のギターが高く売っているかどうかは、お店選びの重要なポイントになります。なぜならお店によって強化したいギターが違うからです。

例えば初心者をターゲットにしたお店であれば、初心者用の手頃な価格の中古ギターが売れやすくなりますし、経験者をターゲットにしたお店であれば中堅クラス以上の中古ギターが売れやすくなります。コレクター相手に商売をしているお店なら、ヴィンテージギターに人気が集まるでしょう。

したがって、こうした点を考慮してお店を選ぶことで、たとえ定価が安いギターでもより高い価格で買い取ってもらえるのです。

付属品は揃えておく

ギターと付属品

周辺機器、ケース、取扱説明書や保証書など、ギターにも付属品があります。これらをきちんと揃えて持ち込むだけでも、多少は買取価格がアップする可能性があります。

自分の家族や親戚などがオーナーだった場合は紛失している可能性も高いかもしれませんが、極力全てを揃えて持ち込むようにしましょう。

古くなる前に売る

確かにヴィンテージギターや限定生産のギターといった希少性の高いギターは、むしろ古くなるほど高く売れる可能性があります。しかしそれ以外のギターに関しては、家電などと同じように古くなればなるほど価値が下がる傾向にあります。

「使ってないからほとんど新品だけど……」「丁寧に使ってたからきれいだよ」と思う人もいるかもしれません。しかし状態と製造年は全く別の査定基準です。そのためどれだけきれいな状態でも、製造年が古ければ安くなる可能性は十分あります。

そのため使っていないギターや使う予定のないギターがある場合は、できるだけ早い段階で売りに出すのが賢明です。

相見積もりを取る

前述したように、ギターは持ち込むお店よって買取価格の決め方が違います。そのために陳列商品やその価格をリサーチするわけですが、査定を受けなければ最終的な買取価格はわかりません。そのため「ここだ!」と思ったお店が、相場よりも安い価格を提示してくることも考えられます。

そのため、もし極力高い価格で買い取ってもらいたいのであれば、複数の業者から相見積もりを取ることをおすすめします。

もちろんそのための手間はかかりますが、価値のあるギターほど買取業者間の価格差が大きくなりがちです。提示された買取価格に納得がいかない場合は、納得がいくまで相見積もりを取ることをおすすめします。

一括見積もりはリサイクルページで!

具体的な金額は査定に出してみないとわからないのか……。
そうだね。ギターの場合は、お店が持ってる技術によっても大きく変わるしね。
でも相見積もりってけっこう手間と時間がかかるよね。
それなら便利なサイトがあるわよ!

ギターを含む中古品の買取価格は、様々な要素が絡むうえに業者によっても変動するため、一度相見積もりにかけてみなければ、実際の買取価格はわかりません。しかし自分であちこちの業者に査定をしてもらうのはかなりの手間と時間がかかります。

そこでおすすめなのがリサイクルページです。

リサイクルページでは、ギターの買取に対応している全国のリサイクルショップや不用品回収業者、便利屋などを見つけることができます。しかも単に見つけられるだけでなく、情報や写真を送るだけで一括見積もり依頼をすることも可能なのです。ぜひギターを高く売りたいという人は活用してみてください。

またギター以外に家電や家具、ブランド品などを売りたいという人は、【買取まとめ】リサイクルショップで買い取ってもらう方法に解説記事をまとめているので、こちらを参照してください。

さすがくるり!リサイクルショップの店長はすごいなあ!
まあ、専門分野だからね。
よし、さっそく一括見積もり依頼をしてみるぞ!