はっくしょい!


花粉症?


うん……ずびび……。家に帰ってもこの調子だから辛いよ。


エアコンは活用してる?


エアコン?なんで?


実はエアコンって花粉対策に使えるのよ。


な、なんだってー!?

いよいよ本格的な花粉シーズンが到来。みなさんは室内の花粉対策をしているでしょうか。花粉症は突然発症するので「今まではなんともなかったけど、今年から様子がおかしい」という人もいるのではないでしょうか。

花粉症になると、外出時だけでなく、家に帰ってからも症状に苦しめられます。これを防ぐために家に入る前に服についた花粉を払うなど対策をしている人もいるかと思いますが、どう対策をしていても家の中には入ってしまうものです。

そこでおすすめしたいのが、エアコンを使った花粉対策。ここではなぜエアコンが花粉に効くのかを解説するとともに、その効果をアップさせる使い方について解説します。

INDEX
  1. 室内の花粉には、エアコンが効く
  2. 「花粉対策フィルター」と「空気清浄機の置き場所」で効果アップ
  3. 後悔しないためのエアコン掃除業者選び
    1. 「安さ重視」で選ばない
    2. 見積もりをきちんと出してくれるところを選ぶ
    3. エアコンを傷めない薬品を使っているところを選ぶ
  4. まとめ

室内の花粉には、エアコンが効く

エアコン室内機

室内に入ってくる花粉というのは、主に非常に小さな花粉とされています。というのも、大きな花粉は重く、すぐに地面に落ちてしまいますが、小さな花粉は軽いので、風や人、車の動きに応じて舞い上がりやすいからです。

室内に入る経路としては、窓や換気口からが60%、洗濯物や干した布団からが37%、帰宅時の洋服や髪からが3%(「花粉に関する生活者実態とその対策の検証」より)。小さな埃を家の外に出すのが難しいの同じように、一度入った花粉はなかなか外に出て行ってくれません

ではどうすればいいのでしょうか。簡単にできる花粉対策としては以下の4つが挙げられます。

・換気は花粉の少ない夜か早朝にする。
・洗濯は部屋干しにする。
・帰宅時は家に入る前に落とす、すぐにシャワーを浴びる。
・こまめに床掃除して、床に溜まった花粉を取り除く。

これ以外の方法として今回提案したいのが、エアコンの活用です。エアコンは室内の空気を機械の中に通して温めたり、冷やしたりしています。空気はその過程で内部のフィルターを通過しますが、このときに花粉がフィルターに付着し、空気中の花粉量を減らしてくれるのです。

花粉のピークは例年まだ肌寒い3月。花粉で悩まされている人は、積極的にエアコンを使う価値があると言えます。

「花粉対策フィルター」と「空気清浄機の置き場所」で効果アップ

効果アップ!

しかし普通にエアコンをつけるだけでは、効果を十分に引き出すことができません。エアコンにもともと付いているフィルターでも花粉やホコリは除去できますが、やはり性能として不十分。より空気清浄性能の高いフィルターを使うことで、花粉対策としての効果も高まります。

そのための商品が「花粉対策フィルター」「除菌・消臭エアコンフィルター」などの名称で販売されているフィルターです。中には病院のエアコンフィルターとして使われている商品もあり、花粉対策以外の効果も期待できそうです。

また空気清浄機を使っているのなら、エアコンと併用することで効果をアップさせることができます。このとき重要になるのが空気清浄機の置き場所エアコンメーカーDAIKINのホームページによれば、エアコンの対角線上に空気清浄機を置くことで、部屋の空気の流れが良くなり、効率よく空気をきれいにできます。

ただし、これらを全て実践していても、フィルターやエアコン内部が汚れていると、内部に付着した花粉がエアコンの風とともに部屋の中に戻ってきてしまいます。そのため、花粉除去の効果を最大限に引き出すには、エアコン掃除が必要になります。

後悔しないためのエアコン掃除業者選び

エアコン掃除業者

フィルターの掃除であれば、家庭でも簡単にできます。しかしエアコン内部の掃除となると、専門的な知識と技術、道具が必須となります。

しかし「エアコン掃除業者っていっぱいあって、どこに頼んでいいかわからないんだよね」と思っている人も多いかもしれません。そんな人のために、以下ではエアコン掃除業者を選ぶ際の3つのポイントをご紹介します。

「安さ重視」で選ばない

エアコン掃除業者を探し始める時、基準にしがちなのが価格です。多くの人は「できるだけ安いところを」と考えるでしょう。しかし安さにはきちんと理由があるものです。

1台のエアコンを掃除するためには、利用者の自宅まで行く時間・ガソリン代に人件費、場合によっては駐車場代が必要です。道具や薬品の費用もタダではありません。このような条件で価格を極端に安くするには、どこかで費用をカットせざるを得ません。

例えば本来1時間かかる掃除を、30分で終わらせて人件費を抑えることができます。もちろんそのぶん掃除のクオリティは下がってしまいます。

もちろん「それでもいいから安い方がいい」と考えるのであれば、安さ重視で選んでも問題ありません。しかしきっちり掃除をして欲しいのであれば、安さばかりに気を取られないようにしましょう。

見積もりをきちんと出してくれるところを選ぶ

掃除業者のホームページなどを見ると、「○○○○〜○○○○○円」といった形で価格に幅を持たせているところがあります。また特別料金やオプション料金を設定しているところもあるので、何も確認せずに依頼をしたら思ったよりも高くつくケースも少なくありません。

このような事態を避けたければ、見積もりをきちんと出してくれるところを選びましょう。電話やメールなどで問い合わせ、こちらのエアコンの台数や機種などを伝えたうえで、きっちりと「それでしたら○○○○円です」と言い切ってくれる業者です。

エアコンを傷めない薬品を使っているところを選ぶ

エアコン掃除に使う薬品には、劇薬のような強力な代わりにエアコン本体を傷めてしまう薬品もあります。一方で、自然由来のエアコンに優しい薬品もあります。

「そんなのはどちらでもいい」という場合は、使用している薬品をチェックする必要はありませんが、エアコンは安い買い物ではありません。

長く使いたいという人は、ホームページや電話・メールなどでエアコンを傷めない薬品を使っているかどうかをあらかじめ問い合わせておきましょう。

まとめ

まだしばらく肌寒い時期が続くみたいだし、エアコンを使って花粉対策しようっと。


そうね。最近エアコン掃除をしていない人は、この機会にやっておけば夏も快適だし。


うんうん。しっかり掃除してもらうことにするよ!

エアコンを有効活用すれば、効果的に室内の花粉対策ができます。ここで紹介したポイントをしっかり押さえて、今年の花粉シーズンを乗り切りましょう!