押入れに入れてる粗大ごみ、そろそろ自治体の収集に出したいなあ。


あら、それならインターネット受付が便利よ。


そんなものがあるの?


うん。意外とみんな使ったことないんだけど、けっこう至れり尽くせりのサービスなの。


お、それは是非とも使ってみたいな!

粗大ごみ難民必見!不要なゴミを賢くお得に処分する方法でも紹介しましたが、「自治体収集センターへの収集依頼」はコストパフォーマンスの高い方法です。

なかでも最近採用している自治体が増えたインターネット受付は、平日や日中忙しい人でも簡単に収集依頼ができる便利なサービスです。

今回はかたづけ大学所属ライターである筆者が、実際に大阪市の粗大ごみ収集のインターネット受付を利用した際の体験記をお届けします。

「インターネット受付ってどうなの?」と思っている人は、ぜひ参考にしてください。

「大阪市粗大ごみ収集受付システム」って何ができるの?

女性

大阪市は大阪市粗大ごみ収集受付システムという名前で、粗大ごみ収集のインターネット受付を行っています。このサービスでできるのは、以下の3つです。

・粗大ごみ収集の申し込み
・収集を依頼する粗大ごみの料金計算
・粗大ごみを収集してもらう日付、場所の指定

電話で収集をお願いすることもできますが、主に2つの点で電話受付よりもインターネット受付のほうにメリットがあります。

一つは都合のいいタイミングで申し込めること、もう一つは収集してもらう日付、場所を明確に伝えられることです。

例えば大阪市の場合、電話受付は祝日を含む月曜日から土曜日の午前9時から午後5時まで。平日や日中働いている人にはなかなか厳しい条件でしょう。

しかも、月曜日・祝日の翌日や受付開始直後の午前9時ごろは電話がつながりくい場合があるため、「せっかく電話したのにつながらない」なんてことも起こり得ます。

またいざ電話がつながっても、電話口で希望していた日に収集してもらえず、自治体が提案してきた日程では自分の都合がつかない……というケースもあります。

そうなると「じゃあまたスケジュールを見て連絡します」という話になりますから、またしても電話する時間を作らなければなりません。

加えて、電話口で収集場所を伝えるのは、意外と難しいもの。自宅のわかりやすい場所に粗大ごみを置くスペースがあるなら問題ありませんが、ゴミ捨て場や周囲の道路の関係上、説明が難しい場合も少なくありません。

この点、インターネット受付なら24時間申し込みができますし、収集場所も地図アプリ上で指定ができるので、口頭で伝える手間が省けます(大阪市の場合)。

そのため「特殊な粗大ごみを捨てたいので、一度電話で相談しておきたい」という人以外には、インターネット受付はとても便利なサービスとなっています。

「大阪市粗大ごみ収集受付システム」を使ってみた

パソコンを操作する女性

以下では筆者が大阪市粗大ごみ収集受付システムを使って粗大ごみを捨てるまでの流れを、実際の写真とともに紹介します。

インターネット受付の手順についても、スクリーンショットを交えながら紹介するので、「インターネット受付がどんなものか見てみたい」という人も是非参考にしてくださいね。

収集を依頼したい粗大ごみを把握する

まずは申し込み前の準備です。自分が収集を依頼したい粗大ごみがどんなもので、いくつあるのかを把握しましょう。筆者の場合は、以下の5点でした。

粗大ゴミ集合

・電子レンジ
・掃除機
・ホットプレート 
・空気清浄機
・扇風機

どれも正常に動作しなかったり、古すぎたりして不用品回収業者などに買い取ってもらおうにも値段がつかないものばかりです。

空気清浄機に関しては、今は無くなってしまった「SANYO」ブランドの製品ですから、少なくとも12年物です(笑)

この他、同じく10年以上は経っているであろう「DELL」のPCディスプレイもありましたが、こちらはリサイクル家電なので粗大ごみ収集には出せず……。安全でおトクなパソコン処分方法はこれだ!データ消去も万全に!で紹介した方法で処分することにしました。

大阪市粗大ごみ収集受付システムにアクセスする

収集を依頼する粗大ごみを把握したら、いよいよインターネット受付です。大阪市粗大ごみ収集受付システムにアクセスします。以下、申し込み完了までをスクリーンショットともに見ていきましょう。

「粗大ごみ申込」をクリック

トップページ

まずはトップページの左下粗大ごみ申込のリンクをクリックします。

「利用者登録せずに申し込む方はこちら」をクリック

利用者登録せずに申し込む方はこちら

するとこちらのページに移動します。

今後も定期的に粗大ごみ収集を依頼するようなら利用者登録される方はこちらから登録することになりますが、筆者の場合は利用者登録せずに申し込む方はこちらをクリックしました。

「説明」をよく確認する

説明

次の画面では、サービス対象になる粗大ごみや対象外のものについての説明や、サービスの利用規約などが表示されます。

ここで自分が収集を依頼しようとしているものが、サービスの対象外になっていないかどうかをよく確認しましょう。

利用規約に「同意する」→メールアドレスの入力へ

利用規約

説明と利用規約を読んで、問題なければ同意するをクリック。この次の画面でメールアドレスを入力すると、アドレス宛に申込ページへのリンクが送られてきます。

確認メールから申込ページへ

確認メール

こちらが入力したアドレス宛に送られてくる確認メールです。リンクをクリックすると申込ページに移動します。

申込ページで必要事項を入力して申込は完了

申込ページでは以下の必要事項を入力していきます。

・氏名、住所(ごみの発生場所)、電話番号

氏名・住所

・収集を依頼する粗大ごみの情報

粗大ゴミ情報

五十音順に検索ができて、「選択」ボタンで粗大ごみを選ぶと同時に料金計算もしてくれます。この機能はかなり便利だと思いました。

あとで使うので、ここで入力した粗大ごみ情報は写真に取っておくなどして記録しておきましょう。

・そのほかの粗大ごみの情報

そのほかの粗大ゴミの情報

先ほどのところで「その他の品目」を選んだ場合は、その粗大ごみの特徴などをここで入力します。

・収集場所選択

収集場所情報

収集に来てもらう場所を選びます。先ほども書いたように、地図アプリ上で選択できるので、とても手軽です。

・収集日選択

収集日選択

収集に来てもらう日付を選びます。選択画面では収集に来てもらえる日・もらえない日が一目でわかるようになっているので、自分の予定と照らし合わせて希望日を選ぶことができます。

申し込むボタン
これらすべてが入力できたら、ページ下部の申込むボタンをクリックして申込完了です。

取扱店で粗大ごみ処理手数料券を購入する

手数料券

申し込みが完了したら、近くのコンビニなどで粗大ごみ処理手数料券を購入しに行きましょう。申し込み時にメモしておいた各粗大ごみの料金に基づいて、手数料券を購入します。

このとき注意したいのが、手数料券は粗大ごみごとに購入するということ。例えば合計1,200円だったからと言って、合計1,200円分の手数料券を買えばいいということにはなりません。

筆者の場合は、

・電子レンジ 400円
・掃除機 200円
・ホットプレート 200円 
・空気清浄機 200円
・扇風機 200円

という構成だったので、400円の手数料券1枚、200円の手数料券4枚を購入する必要があります。

レジでもたつかないよう、あらかじめいくらの手数料券が何枚必要なのかを把握してから買いに行くようにしましょう。

粗大ごみに粗大ごみ処理手数料券を貼り付ける

粗大ごみ処理手数料券を購入したら、対応する粗大ごみに手数料券を貼っていきましょう。

ここでも写真を掲載したかったのですが、筆者の近所のコンビニの店舗印があったり、受付番号があったりと、個人情報が満載だったので割愛させていただきました(汗)

収集日の朝、指定した場所に粗大ごみを運び出して完了

粗大ごみを捨てている風景

手数料券を貼り付けるところまでやっておけば、あとは指定した日の朝までに(大阪市の場合は午前9時まで)、指定した場所に粗大ごみを運び出せばミッションコンプリートです。

いやはや、これだけの量の粗大ゴミを収集してもらったので、部屋も心もすっきりしました!

まとめ

いつでも自分の好きなタイミングで申し込みができるのは助かるね。


そうなの。週明けや連休明けだと、せっかく電話したのにつながらないってことも多いしね。


収集場所の指定が口頭じゃないのも安心だね。電話口で伝えるだけだとうまく伝わってるか心配だし……。


うんうん。粗大ごみ収集のインターネット受付、ほんとにおすすめよ!

筆者は以前、自治体の粗大ごみ収集サービスを電話受付で利用したことがありました。

しかしせっかく電話したのにつながらない、繋がったはいいけど希望の収集場所がうまく伝わらないなど、意外とストレスが多かったことを覚えています。

一方今回利用した大阪市のインターネット受付は、そうしたわずらわしさは一切ナシ

利用する前は「料金を自分で計算しないといけないのでは?」「収集場所の指定ってどうやるんだろう?」と不安もありましたが、いずれも解説した通り、とってもスムーズでした。

粗大ごみを自治体の収集に出したいと考えている人には、自信を持ってインターネット受付をおすすめします!

お住いの自治体がインターネット受付を採用している場合は、ぜひとも利用してみてくださいね。