子供服ってすぐに着られなくなるから、親御さんは大変だよね。
どうしたの、彼氏もいないのに子供ができてからの心配なんてしてるの?
こんぶ、あとで店の裏に集合ね。
え、あ、はい……。
それはともかく、買い換えるのにもお金が必要だから、着られなくなった子供服を売って、お金に変えるのもアリだよね。
そうだね。子供服にも買い取ってもらえないものや、逆に高く売れるものってあるのかな?
もちろん!だから今日は子供服の買取について色々解説していくよ!
了解です!
子供の成長を目の当たりにするのは、親にとって何よりの楽しみです。しかし同時に憂鬱でもあるのが、どんどん着られなくなる子供服。「この前買ったばかりなのに、もうサイズが合わない」なんてことも日常茶飯事です。
そんなときに活用したいのが、リサイクルショップなどの子供服買取サービスです。ただ家電や大人の服と同様に、子供服にも買取不可の品物や、高く売れるブランドがあります。ここではそれらをまとめて解説します。
子供服の「買取不可」の基準とは?
子供服を売りに出す前に、まずは買い取ってもらえそうな子供服と、買取不可になりそうな子供服を仕分けしましょう。
業者やお店によって違いはありますが、基本的に上図の基準に当てはまる子供服は買い取ってもらうことができません。「自分が古着として子供に着せても良いと思えるかどうか」を基準に考えれば、これらが売り物にならないことも納得がいくのではないでしょうか。
問題は、買取不可の衣類をどう処分するかです。一番低コストなのは、自治体の家庭ゴミ回収に出す方法です。もし衣類を一般ゴミと同じ「可燃ゴミ」に分類している自治体に住んでいる場合は、他のゴミと同じように回収に出せばOK。
対して衣類を資源ごみに分類している自治体に住んでいる場合は、決められた回収日と回収場所に、きちんと分別して出すようにしましょう。詳細は各自治体に問い合わせてください。
高価買取されやすいブランド子供服は?
売れそうな子供服と、買取不可になりそうな子供服を分けられたら、売れそうな子供服の中でも高価買取されやすい「ブランド子供服」を選り分けます。
業者によって変動があるため、詳細は持ち込む予定のお店に問い合わせてもらう必要がありますが、概ね下表のブランドは高価買取になりやすい傾向があります。
特に高く売れるブランド(一部) |
---|
アルマーニ |
グッチ |
ノースフェイス |
パタゴニア |
バーバリー |
高く売れるブランド(一部) |
オーチバル |
コムデギャルソン |
ミキハウス |
ファミリア |
フェンディ |
やや高く売れやすいブランド(一部) |
こどもビームス |
フレッドペリー |
アナスイミニ |
ラルフローレン |
プチバトー |
とはいえ、ユニクロや無印良品、GAPやH&Mといったノンブランド(ファストブランド)の子供服には値段がつかないというわけではありません。
確かにブランド子供服よりは状態の査定が厳しくなりますが、状態が良いものやアウターなどの価格が高いものには買取価格が付く可能性が十分あります。
そのため、買取不可の基準に当てはまるようなものは別として、まずはお店に持ち込んでみることをおすすめします。
子供服を高価買取してもらうための4つのコツ
どうせ子供服を売るなら、少しでも高く売りたいもの。そこで、以下では子供服をできるだけ高く売るためのコツを4つ紹介します。
シーズンに合わせた子供服を売る
大人の服も同じですが、シーズンに合わせた子供服を売ることで、シーズンオフの時に売るよりも高く買い取ってもらえる場合があります。例えば以下のような具合です。
季節 | 例 |
---|---|
春 | ライトアウターなど |
梅雨時・夏 | 長靴、レインコート、甚平や水着など |
秋 | ライトアウターなど |
冬 | アウター類、セーター・ニット類 |
衣替えの時に「去年は着られたけど、今年は小さくて着られそうもないな」という服があれば売りに行くと決めておけば、高く売れるシーズンを逃さずに済みそうですね。
洗濯して、アイロンをかける
埃まみれ、食べかすなどの汚れがついたまま、しわだらけでクシャクシャのまま……そんな状態で子供服を持ち込むと、お店側も「このお客さんの商品は気をつけて見ないと、買取不可品が紛れているかもしれないぞ」と身構えます。
すると通常なら見逃したり、問題視したりしない部分も、買取価格ダウンの原因になる可能性があります。
このような事態を防ぐために、事前に洗濯をするのはもちろんのこと、アイロンがかけられる子供服にはアイロンをかけておきましょう。特にブランドタグや製品表示タグは、経年劣化の目安にしている業者もいるため、きっちりアイロンをかけておくことをおすすめします。
アイテム別、ブランド別に整理して持ち込む
ズボンもシャツも、ブランド品もノンブランド品もごちゃまぜで持ち込まれると、お店側は「家の中も整理されていないのかもしれない。ということは、見えないところにホツレあったりするかもしれないぞ」と、やはり身構えます。
買取不可品を買い取ってしまうと、お店の利益が減るのですから当然といえば当然でしょう。
無用な警戒心を抱かれれば、損をするのはこちらです。でも対策は簡単。あらかじめアイテム別、ブランド別に整理して持ち込むようにするだけでOKです。少しの手間で買取価格ダウンを防げるのですから、やらない手はないですよね。
持ち込むお店を選ぶ
あらゆるリサイクルショップに言えることですが、子供服でもお店によって得意なブランド、不得意なブランドがあります。
そのお店の得意なブランドを持ち込めば、通常より高い買取価格をつけてもらえる可能性がアップしますが、不得意なブランドを持ち込めば、通常より安い買取価格になるおそれがあります。
・ブランド子供服は、ブランド子供服を専門に扱っているお店に持っていく。
・ノンブランド品は大手リサイクルショップなどに持っていく。
この2点を覚えておくだけでも、買取価格は大きく変わってくるはずです。ただし、大手リサイクルショップでもブランド子供服を強化買取している店舗がある場合があるので、詳しくは店舗に直接問い合わせてみましょう。
まとめ
せっかく買った子供服なんだし、捨てるんじゃなくて、また誰かに着てもらったほうが良いよね。
そうね。それに環境教育の面からも、小さい頃から「古着を着る」ということに慣れておくのは大切だと思うわ。
なるほど。じゃあ古着を売るだけじゃなく、古着を買うことで、家計も助かるし、子供の教育にもなるんだ。
もちろん賛否両論はあると思うけど、私はそう思うかな。
子供服を売ることを通じて、そういうことを考えるきっかけになれば嬉しいね。
良いこと言うじゃない!……まあ、それはそれとして、そろそろお店の裏に行きましょうか。
ひええ、まだ覚えてたの〜!?
当たり前よ!ほら、こっち来なさい!
おたすけ〜!
実は子供服を含め、衣類を作るには石油が消費されたり、二酸化炭素が発生したりと、膨大な環境消費が必要です。
衣類が持つ環境への悪影響は、アメリカの学生発の「#boycottfashion」という、52週間(1年間)新しい服を買わずに、リサイクルされたリメイク品や古着を買おうという運動が、世界でムーブメントを起こしているほど。
こうした状況を考えると、「古着を着る」ということに慣れてもらうことは、子供にとっての環境教育にもなります。そのため古着を売ったお金を、そのまま古着を買うために使うことで、家計も助かり、子供の教育にもつながるのです。
こんな難しい話を小さな子供に話しても、完全に理解するのは難しいでしょう。でもせっかく子供服を売るのなら、ついでに親子で環境について考えるきっかけにしてみるのもいいかもしれません。