コロナの影響で、家にいる時間が長くなってくると、自分の家のインテリアにも目が向くようになるよね。


そうね、「もっとこうだったらいいのにな」なんて思うようになるわよね。


そうなんだよ……。でも新品の家具って高いからなあ。


そんなこんぶには、中古家具がおすすめ。注意点もあるけど、メリットも大きいのよ。


詳しく教えてよ、くるり!


よしきた!

コロナ禍でおうち時間が増える中、インテリアにこだわりたいと思う人も増えてきているのではないでしょうか。しかし家具を新品に買い換えるとなれば、けっこうお金がかかってしまいます。

そこでおすすめしたいのが、中古家具。今回はリサイクルショップの現役店長に協力していただき、中古家具のメリット・デメリットとともに、正しい買い方について教えてもらいました。

中古家具のメリット・デメリットはどこにある?

メリットとデメリット

まずは中古家具を買う、メリットとデメリットから知っておきましょう。中古で家具を購入したことがない人にとっては、デメリットの方が多いように思えるかもしれませんが、実は中古家具はメリットの方が大きいんです。

組み立てが済んでいる

中古家具を購入する最大のメリットは、すでに組み立てが終わった状態で購入できるという点です。例えばおしゃれで安価な家具ブランドとして人気のIKEAや無印良品などで購入すると、たいてい組み立ては自分でやる必要があります。

配達員の方が家の中まで入ってきてくれて、組み立てまでしてくれるサービスもありますが、そのぶん料金が高くついてしまうもの。

だから自分で組み立てようとするわけですが、小さな棚程度なら良くても、背の高い棚やテーブルや椅子などになると、一人では時間も労力もかかります。中古家具ならそうした手間暇が省けるため、届いてすぐに使い始められるのです。

新品に比べて格段に安い

お小遣いを稼げて喜ぶ女性

中古のメリットといえば、やはり新品よりも格段に安い価格で手に入れられること。有名ブランドの家具でも、中古だというだけで定価の7割〜6割になるケースも少なくありません。

キズや凹み、シミなどがあれば、それだけ状態が悪いということで、どんどん安くなっていきます。

もちろんそれがどうしても気になるという人もいるでしょう。しかし家具は使用していればキズ、凹み、シミができるもの。

よほどひどい場合でもない限り、安く手に入る方がお得と言えるはずです。

独特の「味」を楽しめる

キズや凹み、シミなどはネガティブに捉えることもできますが、ポジティブに捉えることもできます。というのも新品家具のピカピカ、ツルツルの状態に対し、中古家具の持つ味はなんとも抗いがたい魅力があるからです。

最近では新品でも「ヴィンテージ風」「アンティーク風」などと銘打って、わざわざキズ加工をしたり、汚し加工をしたりするものもあるほどですが、そういった商品は加工の分だけ金額が高くなります。

対して中古家具のキズや汚れは加工ではないので、むしろ安くなります。独特の味があるのに、価格は安い。これはまさにメリット以外の何ものでもありません。

細かいサイズ調整などができない

巻尺

これらのメリットに対して、中古家具の持つ最大のデメリットは、細かいサイズ調整などができないことです。

例えば新品で受注生産のダイニングテーブルなら、注文時に高さや幅を調節してもらって、自分の部屋にぴったりのものを作ることができます。

一方で中古家具の場合、たいていは販売している商品をそのまま購入することになるので、自分の部屋にぴったりのものを見つけようと思うとかなり時間がかかります

そのため「どうしてもこの高さじゃないとダメ」とか「幅と奥行きは○○cm以内じゃないと気に入らない」などのこだわりがある人には、中古家具は向いていないと言えるでしょう。

安心して中古家具を購入したいならお店から買うべし

リサイクルショップ

そんなにメリットがあるならと中古家具の購入を検討し始めた人に注意していただきたいのが、どこで買うのかです。

近年は中古家具業界にもC to C市場が広がり、フリマアプリなどを通じて中古家具を売買できるようになりました。しかし中古家具の個人間取引には大きなリスクがあります。

第一に、素人では判断できない状態がいくつもあります。例えば歪みやぐらつき、ひび割れなども、プロから見れば「これは修理しないと使えない」「これなら簡単で低コストの修理で十分使える」と適切な判断ができます。

しかし素人が感覚で状態を判断すると、いざ使ってみたらすぐに壊れてしまったり、ぐらつきが大きすぎて使いづらかったりと、後々トラブルに繋がるリスクが高くなるのです。売った方はそれでもいいかもしれませんが、買った方はたまったものではありません。

第二に、輸送中にトラブルが起きる可能性が高くなります。例えば皆さんは「自分の家にある家具を、輸送中に壊れないように梱包してください」と言われて、自信を持って梱包できるでしょうか。普通は難しいはずです。

プロのお店なら、必要十分な梱包材を使って安全に梱包するノウハウを持っています。しかし自分の家にある使わなくなった家具を売る一般の人は、普通そんなノウハウを持っていません

結果、届いてみたら覚えのないキズなどがあるとか、壊れているとか、トラブルが起きるリスクが高くなるのです。

こうしたリスクを考えると、実店舗でもオンラインショップでも、あるいはオークションサイトでも構わないので、安心して中古家具を購入したいならお店から買うことをおすすめします。

中古家具を購入する時のチェックポイント4つ

チェックリスト

ただし、お店から買うにしても、1から10まで任せることはできません。相談には乗ってくれますが、買う側に考えておいてほしいこと、知っておいて欲しいこともあります。

以下ではその中でも大切な4つのチェックポイントについて説明します。

自分の基準はある程度決まっているか?

最初にチェックしてほしいのは、自分の中の家具選びの基準が決まっているかどうかです。例えば、

・予算は絶対に○万円まで。価格が最優先。
・デザインが最優先事項。そのためならある程度の予算オーバーは大丈夫。
・きれいなものを安く手に入れたい。デザインはあまり重視しない。

といった、何を優先して、何を優先しないのか、というルールを自分の中で決めておくのです。

これがあるかどうかで、ネットで探すにしろ、お店でスタッフに相談するにしろ、中古家具探しの効率が大幅に変わってきます。

部屋に収まる、もしくは入り口を通過できるサイズか?

次にチェックしておきたいのはサイズ。どんなにお得でも、どんなに気に入っていても、部屋のスペースを取りすぎてしまったり、玄関が狭くて家の中に入らなかったりすれば、その家具を使うことはできません。

そのため購入前に自分の家が許容できるサイズ、自分の家の玄関のサイズをきちんと測ったうえで、家具探しを始めることをおすすめします。

ちなみに玄関に入るかどうかについては、素人目には入りそうになくても、運び方によっては入る場合もあるため、「ちょっと無理かも……」と思っても一度お店に相談することをおすすめします。

直せないキズはどれだけあるか、それは許容範囲か?

3つ目のチェックポイントは状態です。例えばネジが緩んでるとか、表面に汚れがあるといった程度なら、ドライバーで締め直したり、専用の洗剤などを使ったりすれば問題ありません。

しかし大きな凹みがある、机や椅子の足がすり減っていてガタつきがある、棚の板に反りや歪みがある、といったものは、なかなか自分では直せません

もちろんこうした問題も自分で解決できる人や、許容範囲だと思える人なら気にすることはありません。むしろ価格が安くなるのでお買い得と言えます。

でもそうではない場合は、あとから「思っていた商品と違った」とお店側とトラブルになる可能性もあります。事前にしっかりと確認しておきましょう。

修理後の引き渡し?それとも、現状渡し?

リサイクルショップの中には、家具を修理できるスタッフがいて、「現状では色々と問題のある家具だけど、買ってくれるならきちんと直してからお渡ししますよ」というお店もあります。

当然修理をせず、現状のまま引き渡しをするお店の方が安く済みますが、修理をしてくれるお店なら、使い心地は新品に近く、かつデザインや味など古い家具が持つ魅力はそのまま楽しめます。

中古家具を専門に取り扱うお店は、修理をしているところも多いので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

ポイントを押さえておけば、中古家具のメリットを最大限活用できるんだね。


そうなの!楽して安く、自分好みの家具が手に入れば、それに越したことはないわよね。


さっそくポイントを意識して、欲しい家具を探してみるよ。


うん、長く付き合うものだから、納得いくまで探してみてね!

本文でも、安心して中古家具を購入したいならお店から買うべし、と説明したとおり、中古家具はどこから買うかがとっても大事。リサイクルページなら、中古家具を安心して購入できるリサイクルショップを簡単に探すことができます。

日々生活する空間が、自分の好きなもので溢れていたら、きっと毎日が楽しくなるはず。ぜひみなさんもリサイクルページを活用して、そう思える家具と出会ってください。