あーあ、もったいないことしちゃった……。
どうしたの?
週末にセールがあるのを知らずに、定価で洋服を買っちゃったんだ。知ってればちょっと我慢したのに。
なるほどね、それって悔しいよね……。そういえば不用品回収でも同じような損をしている人がけっこういるって知ってる?
え、どういうこと?
ポイントを知っておけば安く済むのに、それを知らずに依頼しちゃうから実際よりも料金がかかっちゃってる人って、意外に多いんだよ。
ちょっと!それ損する前に教えておいてよ!
まっかせなさーい!

不用品回収の依頼は、そう頻繁にするものではありません。そのため相場などもわからず、「けっこうかかるものなんだなあ」などと思いながらもつい言われた料金をそのまま払ってしまうもの。しかしもしかすると、そこで損をしてしまっている可能性があります。

ここでは何も知らずに不用品回収の依頼をして損をする前に、知っておくべき超絶お得に不用品処分する5つのテクを紹介します。

不用品回収で損をする残念なパターン5選

まずはどんな場合に不用品回収で損をするのかを、5つの典型的なパターンに分けて知っておきましょう。

冷蔵庫や棚に私物を入れっぱなしにして損

一つ目は冷蔵庫や棚といった中に何かを収納するものを回収に出す際に、回収してもらうつもりのないものを入れっぱなしにしているパターンです。

もちろん不用品回収業者に言えば、たいていの業者が何も言わずに中身を取り出してくれます。しかし料金の中に搬出手数料運搬手数料を組み込んでいる業者もあるため、そうして回収品を運び出すまでに余計な時間がかかってしまうとそのぶん料金が加算されてしまうケースがあるのです。

結果、中身を事前に出しておいた場合と比較すると、料金の面で損をしてしまうというわけです。

エアコンの室外機の上に植木鉢を置いていて損

エアコンの室外機の周りや上に植木鉢を置いている人はいないでしょうか。もちろんそれ自体に問題はありませんが、もしエアコンの不用品回収を依頼する場合は料金面での損につながる可能性があります。

エアコンの室外機を運び出すためには、まずエアコンの取り外し作業から始めなければなりません。しかしそこで周りに植木鉢があって足の踏み場がなかったり、室外機の上に植木鉢が乗っていたりすれば、移動させるところから作業を始めなければなりません。

前述した通り、余計な手間がかかればそれだけ料金が加算されるケースがあります。そのためあらかじめ移動させていた場合と比べると、損をしてしまうのです。

ちょっとしたことだけど、そのぶん時間がかかっちゃうから、料金も高くなるんだね。
そうね。時間がかかればそれだけ人件費もかかっちゃうからね。

「明日中に来て欲しい」という依頼で損

思い立って断捨離を始めてみたところ、家電や家具も必要以上のサイズを使っていることに気づき、一刻も早く処分したくなった結果、「明日中に回収に来て欲しいのですが……」と不用品回収を依頼してしまった。

このようなケースは、かなり高い確率で損をする傾向にあります。理由は2つ。一つは即日対応料金を設定しているところに依頼すると、前もって依頼をした場合に比べると、どうしてもそのぶん割高になってしまうからです。

もう一つの理由は、低料金の不用品回収業者は直近のスケジュールに空きがないところが多い一方で、料金の高い不用品回収業者はスケジュールに空きが多い傾向があるためです。したがって「明日中に回収に来て欲しいのですが……」という依頼を受けてくれるところは必然的に料金が高いところになりやすい可能性があるのです。

業者のサービス内容をよく確認せずに損

業者のサービス内容をよく確認せず、インターネットの検索で一番上に表示されたからという理由で依頼をしてしまうケース。これも料金面で損をする可能性が高いパターンです。

例えば冷蔵庫、洗濯機、こたつ机、ソファの4点で不用品回収を依頼したところ、その場の見積もりで1万8,000円だったとしましょう。ここでよく考えずに「じゃあ、それでお願いします」と言ってしまうと、損をしてしまう場合があるのです。

というのも業者のホームページをよく見ると、軽トラ積み放題プランのようなサービスを利用すれば実際は1万5,000円で済んでいたというケースもあるからです。良心的な不用品回収業者であれば「それならこっちの方が安くなりますよ」と提案してくれますが、そうでない業者も存在するのが実情です。

これは悔しい!
もちろん業者も悪気があってのことじゃないんだけど、依頼する側からすれば、確かに悔しいよね。

1社にしか見積もりをとらずに損

「不用品回収業者の料金なんて、どこも大差ないだろう」と考えて、1社にしか見積もりを取らずに即決してしまうのも、損をする典型的なパターンです。

不用品回収業者も商売なうえ、近年は以前のような利益を得るのも難しくなっているため、以前に比べるとどうしても料金に利益を多めに乗せざるを得ない状況になっています。そのため、1社にしか見積もりをとらないまま回収を依頼してしまうと、割高な料金になる可能性も高くなるというわけです。

業者が教える5つの超絶お得テクニック

ここまで損をする残念なパターンを5つ紹介してきましたが、この5つのパターンに当てはまる人に共通するある共通点があります。それはすなわち業者の事情を考えていないという点です。

そこで以下では不用品回収業者の事情を踏まえたうえで、料金をできるだけ安くできる5つのテクニックを紹介します。これらのテクニックを活用して、ぜひともお得に回収してもらいましょう。

回収を依頼するものは簡単に掃除しておく

最初にするべきは回収を依頼するものの簡単な掃除です。例えば冷蔵庫なら中身を全て出してから洗剤をつけた雑巾で内と外を簡単に拭いておく。棚も中身を全て出して、隅にたまっている埃などを取り除いておく。洗濯機はホースを取り外したり、水をしっかり抜いておいたりして、すぐに運び出せるようにしておく。

こうしておくだけで少なくとも業者の手で中身を取り出す手間や水抜きをする手間が省けますし、場合によっては買取価格がアップして、そのぶん料金が安くなる可能性もあります。家電をはじめとするリユース品の買取価格をアップさせる方法については、以下の記事内のリンク先で詳しく説明しています。ぜひ参考にしてください。

【買取まとめ】リサイクルショップで買い取ってもらう方法【2/3更新】

搬出経路をあらかじめ確保しておく

不用品回収業者の手間を減らすという意味で、搬出経路をあらかじめ確保しておくことも、料金を抑えるために一役買います。エアコンの室外機の周りや上の植木鉢以外にも、回収を依頼するものを置いている場所から玄関までの通路を歩きやすいようにしておいたり、玄関の靴を片付けておいたりするだけでも印象は変わります。

これは料金を安くするためという意味もありますが、お互いに気持ちよく取引をするためでもあります。なぜなら陶器の壺や置物などを通路に置いておくと、回収するものを運ぶ際にものや体が当たってしまい、破損してしまう危険があるからです。

不用品回収業者の中にはそうした場合の保険に加入しているところもありますが、たとえそうだったとしてもお互いに気持ちの良い取引にはならないはず。こうした事態にならないためにも、通路の確保はぜひともやっておきたいところです。

なるほどなあ。これはけっこう大事かも!
当たり前だけど業者も人間だから、お互いを思いやって取引したいよね。

時間的な余裕を持って依頼する

1週間から2週間程度の余裕を持って依頼をすれば、人気のある料金の安い業者に依頼ができるようになるため、余計な料金を支払わずに済みます。また業者によっては余裕を持って依頼するだけで料金を安くしてくれるところもあるため、そういった意味でもお得になります。

もし「できるだけ早く回収に来て欲しいけど、料金もできるだけ安くしたい」という人は、依頼時に「早めに来てくれると嬉しいですが、余裕を持った場合と料金の違いはありますか?」という形で訊ねておくといいでしょう。

業者のサービス内容をしっかり理解する

ホームページをしっかりと作っている不用品回収業者であれば、どれくらいの品物を理解したら、いくらくらいかかるということがわかるようなページを用意してくれています。

見積もりを依頼する前のタイミングで、そうした料金やサービス内容のページを入念にチェックして、おおよそいくらくらいになるかの見当をつけておくようにしましょう。そうすれば、電話などで見積もりをする際にも「この方法でその料金なら、こっちのサービスだといくらになりますか?」という形で具体的に質問ができるからです。

またホームページにそうした説明がない場合も、電話などで「他に安く済ませられるようなサービスはありますか?」などと聞いておけば、必要以上の費用を払うリスクを抑えることができます。

一括見積もりサイトを利用する

1社にだけ見積もりをとって割高の料金を支払うのを防ぐためには、複数の業者から見積もりを取って比較するほかありません。しかしそれを実際に電話などで1社ずつやろうと思うと、想像以上に手間と時間がかかります。

その際に便利な方法が、一括見積もりサイトを利用するというものです。リサイクルページでは目的や回収を依頼した品物などを選ぶだけで、近隣の不用品回収業者に一括で見積もりを依頼することができます。これを使えば、ほとんど手間をかけずに複数の業者の料金を比較できます。

まとめ

へえ〜、けっこうちょっとした工夫で料金って安くなるものなんだね。
そうなの。やらないなんてもったいないよね。
そうだね!よし、不用品回収では損をしないようにするぞ!
その意気、その意気!

「面倒なことはしたくないから、お金を払って解決する」と言い切れるほど経済的に余裕があるのであれば、割高の料金を払っても特に気にはならないでしょう。

しかしそうでもない限り、少しの工夫で不用品回収の料金が安くなるのなら、それに越したことはないはずです。ここで紹介した方法を取り入れて、ぜひお得に不用品回収をしてもらいましょう。