「家族が亡くなる」ということは、当然ですが、だれにとっても特別なことです。

そして、大きなダメージを受けることでもあります。

お通夜お葬式の他にもやらなければならないことがたくさん

ただ、そんなときでも、やらなければならないことはたくさんあります。

悲しみのなかでも「やらなければならないこと」をこなしていくために。よりよいお見送りができるようにするために。そして、残された人たちの間で感情を共有し、故人を偲ぶために。

「家族が亡くなったときに最初にすること」を、3つの段階にわけてお話ししていきます。

家族が亡くなったときって、まず何をしたらいいんだろ。ドラマとか見ていてもどうにも現実感がなくて…。

何回も経験することじゃないからね。ただ、たしかに、何かと忙しかったり、ダメージを受けたりするときだから、事前にどんなことをするかを知っておくと安心かも。

ちょっと勉強しようか♪

葬儀に関すること

「家族が亡くなったときに何をするか」と聞いて、まず真っ先に思い浮かぶのが「葬儀の手配」なのではないでしょうか。

まずはこれから見ていきましょう。

現在はほとんどの方が、病院で亡くなることと思われます。

病院や宗派によって多少異なるのですが、このときに、「末期の水」に代表されるようなちょっとしたお別れの儀式が行われることがあります。また、医師から「死亡診断書(死亡届と一緒の紙であり、死亡届は家族が記入することになる)」が交付されます。

また、それとほとんど並行するようなかたちで、葬儀会社に連絡することになるでしょう。葬儀会社はその場で決めてもよいのですが、比較検討をするために、事前に見積もりをとっておいたり、葬儀会社の会員になったりしていると便利です。

葬儀会社に連絡をすると、365日24時間問わず、すぐに駆けつけてくれます。その後は基本的に葬儀会社の案内に従って動けば問題ありません。

葬儀会社では、亡くなった方を安置できる場所にお連れします。自宅、もしくは葬儀会場にお連れするかたちが多いと思われます。

その後で葬儀の打ち合わせをすることになります。死亡診断書を元に、火葬許可証の交付を受けることになります。

また、葬儀の規模を決めたり、日時を決定したりします。また、並行して、家族のだれかが親族に連絡を行うとよいでしょう。

葬儀会社はプロの集団です。わからないこと、不安なこと、迷っていることがあれば何でも相談してください。菩提寺への連絡などは基本的には喪家に任せられますが、都合がつかないという場合、葬儀会社で手配してくれることもあります。

葬儀会社に任せれば、基本的にはそれで問題ないってことね♪

そう。でも、だからこそ葬儀会社選びはすごく大事!

事前に相談に行ったり見積もりをとったりして、その葬儀会社が信用のおけるところかどうか把握しておいた方がよさそうね。

相続に関すること

相続に関すること

「葬儀までの流れ」では、「亡くなった後の実際の行動」について見ていきました。

人が亡くなった時、葬儀の手配と同時に始まるものがあります。

それが、「相続」です。相続は、人が亡くなったその瞬間から始まります。ただ、実際には、相続について考え始めるのは、葬儀が終わった後になることでしょう。

「相続」という観点から考えた場合、まず真っ先にすべきことは「遺言書の確認」です。

(※死亡した方の銀行口座は銀行によって凍結されてしまい、そこからお金を下ろすことは原則としてできなくなってしまいます。このため、「葬儀に関わるお金が下せなくて困っている」というような場合は、こちらの手続きが先にされることもあります)

一般的な遺言書は、「公正証書遺言」と「自筆証書遺言」のいずれかです。封をされた自筆証書遺言は勝手に開けることができませんから、裁判所に申し立てを行ってから開封することになります。

また、戸籍から遡って相続人が誰であるかを把握したり、財産状況を確認したりする必要もあります。

こうしてバタバタと時間が過ぎていきますが、わずか3か月後には、「相続を放棄するか、あるいは相続をするか(限定承認など、特別なかたちもあります)」を決めなければなりません。マイナスの資産の方が大きい場合は相続放棄をした方がよいケースもあるので、必ず調査が必要です。

「相続」ということから「最初にやるべきこと」を考えた場合、遺言書の確認もしくは銀行の手続き、ということになるでしょう。

ただ、相続に関して考える時間は決して長くはありません。悲しみを抱えているなかでの作業となりますが、事務的に処理していく必要があります。

相続はプラスばかりじゃないんだね

調査がたりなくて、マイナスの財産ばっかりを背負い込むことになったら悲惨だね。

怖っ!! 調査は大切なんだなぁ!

あと、相続問題は、お金持ちだけのもんだいじゃないんだ。実は、5000万円以下の人の方がもめやすいし、10人亡くなればそのうちの1~2人の家で相続問題が起きているという統計も。

遺品整理に関すること

個人の残した遺品の整理

「遺品整理」もまた、人が亡くなった後に行わなければならないことです。
これはできるだけ速やかに行うべきですが、葬儀ほどの緊急性はありません。

遺品整理は、業者に頼むケースと自分たちで行うケースがあります。

業者に頼む場合は、まずは業者の選定を行いましょう。

複数社に見積もりを行うことが基本ですが、「対応が誠実であること」「見積もりが明瞭であること」を基準に選びましょう。

なお、ここでいう「業者」は、「片付けにも力を貸してくれる業者」を想定しています。

自分で行う場合は、何はともあれ、清掃用具の買い出しを。ゴミ袋は、市町村によって異なります。もっとも大きいサイズのゴミ袋を、「余るかな?」というくらい買い込むことをおすすめします。

実際の遺品整理は、まずは、「必要なもの」を取り分けていくところから始まります。

ある程度冷静な気持ちでもって遺品に向かい合えるということであれば、そこにあるもののうちの9割以上を処分してしまいましょう。残されたものの多くは不要なものです。

ただ、最新の家電製品は引き取ってもらうことができます。また、高額な宝石類などは「相続」に関わるので注意が必要です。

ただ、遺品整理はほかの「整理」とはまったく異なります。どうしても捨てるのが忍びない、ということであれば、無理に捨てるのではなく、心行くまでその思い出と向かい合いましょう。

この「仕分け」は、遺品整理をするときに非常に重要な工程です。ただ同時に、とても時間がかかる作業であることも事実。部屋を一つずつ片付けていくのが基本ですが、1日でやりきれない時は何日かに分けて行います。

また、思い出を話し合うという意味でも、人手を増やすという意味でも、親族やほかの家族と一緒に行うことをおすすめします。

業者に頼む場合は、まずは信頼のできる業者を選ぶことが必要なんだね。

自力で行う際は、掃除用具をしっかりと買い込もう! ゴミ袋は足りなくなりがちだよ。

仕分けの作業は、人それぞれでまったく効率や考え方が変わりそうなイメージがあるね!

遺品整理は、自分やほかの家族の気持ちに添って行うのが一番大切だから、みんなで一緒に整理していきたいね♪