ゴミ屋敷と聞くと、単に片づけられない「だらしない人」をイメージする人も多いかもしれません。

しかし、ゴミ屋敷を作り出してしまう原因として、時には病気がかかわっているケースもあることが徐々にわかってきました。

ゴミ屋敷

そこで今回は、ゴミ屋敷となってしまう原因と3つの解決策について解説します。

ゴミ屋敷には病気がかかわっている!?

ためられたゴミ

近隣住民とのトラブルの原因にもなるなど、ゴミ屋敷は大きな社会問題となっています。

ゴミ屋敷は「汚部屋」などと呼ばれることもあり、テレビなどでも頻繁に取り上げられているため、一度は目にしたことがある人も多いでしょう。また、マンションやアパートの一室がゴミ屋敷となっている場合は外観からわかりにくいため、実は身近に潜んでいるかもしれません。

一見すると掃除が苦手でだらしない人に見えてしまうゴミ屋敷の住人ですが、その陰にはある病気がかかわっている場合もあるとして、注目されています。その病気というのが「溜め込み症(ホーダー)」と呼ばれるものです。

溜め込み症を引き起こす要因としては、まず必要な物と不必要な物との判断に何らかの障害が生じている可能性が考えられます。基本的に人は何かを購入する場合、それが自分にとって必要な物かを判断した上で決定します。ところが溜め込み症の人の場合は、たとえ自分に不必要な物であっても、購入したり持ち帰ったりしてしまう傾向があるのです。

また、それらの物をすぐに処分できれば良いのですが、溜め込み症の人は物を捨てられないという性質も合わせ持っています。その理由としては、物に対する強い愛着や普通ならゴミとされる物でも「もしかしたら何かに使えるかも」と考えてしまう過度な「もったいない精神」などが関係します。

そして、一般的にはそれほど重要とされない物に個人的な好みを抱き、捨てられずに収集しているケースもあるようです。さらに、溜め込み症の人は整理整頓ができないという特徴もあり、それが家をゴミ屋敷化することに拍車をかけていると言えるでしょう。

溜め込み症の治療には認知行動療法という心理療法などが用いられますが、その治療は非常に困難を極めると言われています。なぜなら溜め込み症の本人には病気という自覚がないことが多く、治療を拒否する場合もあるからです。

たとえ無理矢理ゴミを撤去したとしても、根本的な解決にはつながりません。本人の気持ちに寄り添い、徐々に意識や習慣を変えていくしかないのです。

なお、片づけられない原因が実はアスペルガー症候群だったというケースもあり、克服するためのハウツーやエッセイなどの本も出版されています。

心当たりがある人はこれらの本を参考にして、少しずつ片づけられる自分へとシフトしていくのも良いかもしれません。ただ、ゴミ屋敷を放置することは悪臭や害虫、火災発生などのリスクが大幅に高まります。近隣住民にとっても、決して他人事とは言えないはずですよね。

ゴミ屋敷の住人本人の安全や健康にもかかわるため、清掃に関しては早急な対応が望まれるでしょう。

母の口癖も「もったいない」だから、ちょっと気になるな。それにしても、ゴミ屋敷の原因が病気かもしれないなんて、初めて知ったよ。

わたしも初めて知ったわ。根本的な解決のためには、多方面から様々なアプローチが必要なのかもしれないね。

うん。それに衛生面や安全面のことも気になるよね。

まず目の前の問題解決として、ゴミ屋敷を片づけるためにはどんな方法があるのかな?その方法を知ることが、ゴミ屋敷解決への第一歩かもしれないね。

まずは挑戦!?解決策1「自分で片づける」

ゴミ屋敷チェック

もしかしたら自分や家族は溜め込み症予備軍かもと思って、ドキッとした人もいるかもしれませんね。

ゴミ屋敷をどうにかしなくてはと思っても、いざ目の前にすると何から始めれば良いのかわからないという人が大半ではないでしょうか。ゴミ屋敷を片づけるための解決策には主に3つの方法があります。

ここからは、その解決策について順番に紹介していきます。1つ目は「自分で片づける」という方法です。一人暮らしの部屋など比較的規模の小さいゴミ屋敷であれば、この方法で解決できる可能性もあります。ただし、ゴミ屋敷の清掃では基本的に大量のゴミが出るため、各自治体のルールに従ってゴミを分別し、決められた日に捨てなくてはいけません。

また、たとえルールに従っていたとしても、一度に大量のゴミを出すことは近隣住民へ迷惑となってしまうため、数袋ずつ小分けにして所定のゴミ置き場に出すことが重要です。このように現実的な問題を考えると、自分で掃除をするのは難しい点もたくさんあります。

袋に詰めたゴミをどこへ置いておくのかといった基本的な問題や、すべてのゴミを捨て終わるまでの期間などを考えると、結局自分ではどうにもできなくなってしまうかもしれません。

自分でゴミ屋敷を片づけるのは、想像以上に大変そうだなぁ。

そうだね。大量のゴミがある場合は掃除だけでなく、ゴミ捨てに関しても問題が山積みだよね。

そうそう。片づけが得意な僕でも、大量のゴミ袋を目の前にしたら途方に暮れてしまいそうだよ。

コンブはゴミ袋を1つ運ぶだけでも大変だよね(笑)

対応に困ったら… 解決策2「自治体へ相談する」

自治体の回覧板

ゴミ屋敷の問題は本人のみならず、近隣住民にとっても大きな問題ですよね。

ところが、ゴミ屋敷の住人と話し合おうと近隣住民が家を訪ねても、改善されることは少なく、逆に私物に触ったなどとしてクレームを付けられることもあるようです。また、たとえ周囲からはゴミに見える物でも財産権で守られているため、私有地から勝手に持ち出したり片づけたりすることはできません。

ゴミ屋敷に関するニュースなどを見ていると「行政代執行」という言葉が登場することがあり、実際、過去には行政代執行によるゴミ屋敷の強制撤去が行われたこともありました。自分たちで解決することは難しいケースも多いため、まず自治体に相談することが賢明と言えるでしょう。

ゴミ屋敷は、ただ片づければいいってことではないんだね。

うん。時には法律もかかわることだから、慎重にいかないと!

でも、僕は捨てられない人の気持ちも理解できるから複雑だなぁ。

困った時には、まず専門家に相談することが大切だね。そうすることで、双方にとって最善の解決策が見つかるかもしれないよ。

確実に片づけられる!解決策3「業者に依頼する」

ゴミ屋敷片付け業者との話し合い

自分で片づけるのは無理と判断した場合は、専門業者に依頼するのがベストです。

ゴミ屋敷を他人に見せるのは勇気がいることかもしれませんが、相手はプロですから気にする必要はありません。

業者に依頼することで不用品を回収してもらうことができ、大量に出るゴミの処分に困ることもなくなるため、メリットが大きい方法と言えるでしょう。なお、料金は業者によって大きく異なるため、いくつかの業者に見積りを依頼することが損をしないためのポイントです。

また、業者の質にもばらつきがあるため、慎重に選ぶことをおすすめします。

ゴミ屋敷の片づけを依頼できる専門業者があるんだね。

プロならたくさんのゴミ屋敷を見てきているだろうから、安心して任せられそうだね。

僕の実家も不用品であふれているから、ちょっと相談してみようかな。

うんうん。もしもリサイクルできるものがあれば、買取でお得になるかもしれないよ!

まとめ

ゴミ屋敷解決へのまとめ

ゴミ屋敷の解決策には主に3つの方法があり、どれを選択するかはケースバイケースと言えるでしょう。

ただ、自分で解決方法を選択できる立場にあるとしたら、業者に依頼することが一番確実でラクな方法かもしれませんね。ぜひ最適な方法を選んで、ゴミ屋敷を解決に導いてください。

今回はゴミ屋敷について、じっくり学ぶことができたね。

そうだね。病気が関係していることも知って、ゴミ屋敷に対する意識が変わったよ。

うん。それに業者に依頼すれば不用品やゴミの処理も簡単だとわかって、少し安心したね。

自分に合った業者を見つけて、ゴミ屋敷に悩む人が減るといいね!