洗濯物を早く乾かしたいというのは誰もが思うことですよね?
本州の夏場で梅雨時で湿気が高かったり、北海道の冬場で気温が低かったり、地域や季節によって洗濯物の乾きやすさは変化します。
コンディションの悪い日に工夫なく洗濯物を干しておいては、完全に乾くまでに1~2日を要してしまうなんてことを経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、ちょっとした工夫で洗濯物の乾きやすさをアップさせることは可能です。「部屋干しの嫌な臭いを回避したい」、「新調した服だから大切にしたい」と思っている方に最適な“地域や季節に関係なく乾かせる方法”をご紹介していきます。
年間通して使える方法ですので、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。
洗濯物が乾かない理由を解説します
はじめに、洗濯物の乾きやすさが気温と湿度に影響されていることを知っておく必要があります。
洗濯物が乾かない理由は3つありますので、それぞれ解説していきたいと思います。
気温が低い
“気温の高い夏場”は屋外、屋内の気温が高く、晴れ晴れとした太陽の日差しの中で洗濯物を干すと、あっという間に乾きますよね。
一方で、屋外、屋内の気温が低く、雨や雪の日が多く日差しが少ない“気温の低い冬場”は洗濯物が乾きずらい特徴を持っています。
もっと分かりやすい例を挙げると“やかんの沸騰”です。
やかんの中に水を入れて火をかけると、やかんの温度が上がるにつれて、水は蒸発して水蒸気が出ますよね。
洗濯物も同じように、空気中の温度によって水分が蒸発する速度が異なります。
湿度が高い
湿度とは、空気中に含まれる水分量を指しています。
単純に空気中の水分量が多い(湿度)が高いと、洗濯物の乾きは遅くなります。
湿気が多い時期の代表としては、本州地区の梅雨シーズンが挙げられますね。毎日のように雨が降り続けると空気中の水分が増えると言われています。
年間を通してみると、夏場は雨が多く、温度が高いので湿度は高いです。一方で冬場は雨が少なく温度も低いので、湿度は低く乾燥した日が多いです。
では、冬場の湿度の低い時期は、洗濯物が乾くスピードが速いのでは?と思うかもしれませんが、気温が低いほうが強くなってしまって、洗濯物は乾きづらいと言われますね。
少しややこしい湿度ですが、このことを知っているだけでも洗濯物と乾きやすさの関係性を理解しやすくなるので覚えておきましょう。
風通しがない
洗濯物の乾きには、風通しの良さが大きく影響しています。
ずっと洗濯機の中に入れていたり、干さずに床に放置していては、2日経っても3日経っても乾くことはありませんよね。
洗濯物を乾かせるためには、空気中に触れる面積を多くして、風が通る隙間を与えることが非常に重要となっています。
気温や湿度に気を遣う以上に、風通しの良さや空気の通り道を工夫していくことが重要と言われていますので、覚えておきましょう。
地域や季節は不問?効率よく洗濯物を乾かす方法!
その日の気温、湿度を自らコントロールすることはできませんので、天候に左右されないように、洗濯物を乾きやすくしていく工夫をしていくことが必要です。
さっそく、洗濯物を乾かせる方法を見ていきましょう。
洗濯物の干し方を徹底する
複数の洗濯物を並べて干すときに、衣服が重なっているのと、10cm感覚で離すのでは、洗濯物の乾き方が格段に違います。
ダメな例として代表的なものが、ハンガーレールや壁際に干してしまうことです。空気が通らないところに干しても、洗濯物は乾きにくいです。
物干し竿または、突っ張り棒に、洗濯物同士がハンガー間で重ならないように、空気の通り道を作ってあげることを意識しましょう。
また、パーカーのフード部分やバスタオルなどの乾きにくい部分は、空気との接地面を増やすために、洗濯ばさみで重なる部分を固定してあげると、渇きが早くなりますね。
温風の力を利用する
洗濯物が早く乾く環境として「気温が高く、湿度が低い」が挙げられますが、これを満たすものの1つに、ストーブ/エアコンの熱風を利用する方法があります。
部屋の中を暖かく気温を上げるだけでなく、じめじめとした湿度も下げてくれますので、最も洗濯物が乾く環境を短時間で作り出すことが可能です。
外の天気や気温に関わらず、室内でコントロールできるので、最も簡単で効率の良い方法とも言えますね。
また、温風の力に頼る最終手段としては、ドライヤーを使うのも良いですね。
乾かしたい個所をピンポイントで狙い撃ちできるので、下着や靴下が足りていないなど急を要するときに覚えておくと便利です。
除湿機を利用して湿度を下げる
主に部屋干しの環境で役に立つのが除湿器です。
干した洗濯物に風が軽く当たる程度の場所に除湿器を設置して、部屋の中の湿度を下げていきます。
洗濯物は重力によって水分が上から下へ移動することによって、衣類の下の部分が乾きにくい特徴がありので、衣類の下に除湿器の風が当たるところへセットすることで、乾燥しやすい環境を作ってあげると乾きやすさは倍増します。
また、洗濯物を干す部屋と他の部屋とのドアは締めて、できるだけ部屋を密封することで、除湿の効果がアップしますので、覚えておくと良いでしょう。
部屋干しで嫌なニオイが発生する時間が“5時間”と言われています。
すぐに除湿器を使用することで早ければ2時間~3時間で洗濯物を乾かすことが可能ですので、嫌な部屋干し臭を防ぐためにも、積極的に除湿器を活用していきましょう。
まとめ
地域や季節に関係なく洗濯物を乾かせる方法を見てきましたが、いかがだったでしょうか?
洗濯物は、いつまでも乾きにくい状態のまま干していても、嫌なニオイがついてしまうだけですので、できるだけ早く乾かしたいものです。
「空気の通りが良い場所」、「温度が高い場所」、「湿度の低い場所」この3点を部屋の中で意識して環境を作り出してあげることによって、洗濯物を効率よく乾かすことが可能です。
もし、除湿器やエアコン・ストーブを使用できる環境にない場合は、洗濯物の干し方1つを工夫することで、従来とは格段に洗濯物が乾くスピードを実感できるでしょう。
この方法を応用すれば、夜遅い時間帯からの洗濯物でも、朝方には乾いた状態の衣服を着ることだってできますので、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。
簡単に言うと、空気の通り道をスムーズにしてあげて、温度が高く湿度の低い状態を作ってあげることが重要だよ!
洗濯物には乾きやすい条件があったのね♪
洗濯物が乾かない状況でも、日常的に使っているものを応用すれば、一気に問題も解決だね♪
日常生活で使っているものを、うまく活用していくことも重要なんだね!