リサイクルショップ

通常の店舗とは違い、リサイクルショップにはどんなものが置いてあるのかわかりづらいものです。

そこで、重要なことはお客様に「行ってみよう」と思わせるような広告を打ち、来店時はまた来たいと思ってもらえるような店舗にすることです。

INDEX
  1. 広告は大きく分けて2つ〜オンラインとオフライン
  2. 幅広い地域・年齢層への広告はオンラインが便利
    1. SEOやキーワードをうまく使って地域に特化した広告を打つ
    2. インターネット上の広告システムを利用する
    3. HP作成スキルがなくても紹介ページを作ってくれる店舗情報サイト
    4. リサイクル買取サービスに便利な「LINE査定」
    5. ポイントカードも発行できる!「LINE@」
  3. 出張買取などに便利な「エリアマーケティング」
    1. 折込チラシ
    2. DM(ダイレクトメール)
    3. タウン情報誌
    4. ポスティングチラシ
    5. のぼり・看板など
    6. 電話帳広告
  4. 広告だけではなく、店舗の中も工夫が必要
    1. 値下げしてもずっと売れないものは撤去する
    2. 興味を持ってもらうための陳列を
  5. 効果的な広告と店舗レイアウトで集客力をUP!

広告は大きく分けて2つ〜オンラインとオフライン

広告は大きく分けると、パソコンやスマホなどインターネットを利用したオンラインのものと、従来の紙媒体などを利用したオフラインのものになります。最近は、幅広い年齢層でインターネットを利用する人が増えており、内容も日々進化していることからオンラインでアピールする方法が人気ですが、チラシなど従来の紙媒体を使った方法も効果は大きいと言えるでしょう。

それぞれのメリット・デメリットも踏まえてご紹介しましょう。

幅広い地域・年齢層への広告はオンラインが便利

今や老若男女幅広い年齢の人が日常的に使っているパソコンやスマートフォン。何か気になることがあれば、すぐにインターネット検索できるのも便利ですよね。インターネットを経由したオンライン広告は、幅広い地域・年齢層への訴求効果が期待できますが、あまりにも対象範囲が広すぎるためにターゲットを的確に絞って広告を打ったほうがより効果的と言えるでしょう。

SEOやキーワードをうまく使って地域に特化した広告を打つ

広告システム

どこか新しい店やサービスを利用する時、まずはインターネットでその評判などを確認する人が多いのではないでしょうか。そのような時、お店のサイトがあると、詳細な情報が伝えられるとともに、安心感を持ってもらえます。

更にSEO(インターネットで検索した際に上位に表示されるための方法)で地域を絞った特化キーワードを使えば、店を利用してもらえそうな見込み客がアクセスする可能性が高まります。

例えばインターネットの検索で「リサイクルショップ 子供服 ◯◯市」などと入力した際に、上位に出てくればそれだけ店のサイトにアクセスしてもらえる可能性が高くなるのです。
この方法のデメリットとしては、SEOの知識が必要なことです。そういった知識を持つ業者に依頼する方法もありますが、その分費用がかかります。

インターネット上の広告システムを利用する

サイトにはところどころに小さなバナーなどの広告が入ることがほとんどです。しかも不思議なことに以前何らかで検索して調べた内容に関連する広告が出たりしませんか?その広告をクリックすると、その関連サイトへアクセスするシステムがあります。

PPC(リスティング広告)と言って、ユーザー(見込み客)がその広告をクリックするごとに広告主に課金されます。関連したキーワードを検索したユーザーが見るページにその広告が出ることで、宣伝効果をよりUPさせるというわけです。

クリックされない場合は課金されないので、広告費用は効果的に使えます。また、どのくらい自分の店の広告が表示されたのか、どのくらいクリックされたというのが分かるのは便利です。

行動範囲を絞って広告が打てるシステムも
Facebook広告などは、店の最寄り駅を良く利用していて、リサイクルショップに興味があるユーザーなど行動範囲を絞ってFacebook内に広告が表示されるシステムで、数百円の予算からスタートできるのが手軽で便利です。

Facebookと同様利用者が多いTwitterでも広告システムがあり、地域性には劣るものの行動範囲や関心に対して特定のキーワードを指定しておけば、効果的にアピールができます。

HP作成スキルがなくても紹介ページを作ってくれる店舗情報サイト

今までご紹介してきた方法の場合、アクセスしてもらう店舗のHPが必要です。その内容によって、せっかく広告をクリックしてアクセスしてくれた見込み客が興味を失ってすぐに離れてしまう可能性もあります。また、HPを自力で作成するにはある程度のスキルも必要です。しかし、それがなくても簡単な店舗紹介ページを作ってくれるサービスもあります。

また、文章や画像を上げるだけであればブログもオススメです。こまめに更新すればSEO効果もUPしますし、リピート客へのアピールにもつながります。
内容によってはSNSで拡散されることも。無料で始められることもあり、HPを持っていても、情報を手軽に更新するためにブログも開設しているケースも多いようです。

ただし、ブログの更新は何かしらの記事を書いたり、画像をUPしたりの更新が必要で、更新があまりないと、メリットは少ないでしょう。

リサイクル買取サービスに便利な「LINE査定」

公式アカウントを作り、友だち登録したユーザーにLINEを使って画像を送ってもらうことで、オンラインで買取品の査定額を予測でき、その後も買い取りやキャンペーンの情報を送信できるなど集客にもつなげられます。

しかし、この便利なサービスには、初期費用・月額ともに数百万円という高額な費用という大きなデメリットもあります。

サービス内容は少なくなりますが、これよりも費用がだいぶ抑えられる「LINE@」がオススメです。

ポイントカードも発行できる!「LINE@」

LINE@のアカウントを作り、友だち登録したユーザーあてにクーポン配布や抽選などが可能です。また、投票やアンケートを取るリサーチ機能などもあり、ユーザーと双方向でやり取りができます。

中でも便利なのが、LINEショップカードです。いわゆるポイントカードで、カードのデザインからゴールまでのポイント数、特典や有効期限などの設定が可能です。紙やプラスチック製のカードよりもカード紛失のリスクが減り、ポイント目当てでリピート客の増加も期待できるでしょう。

初期費用は0円から
LINE@の初期費用は0円からで、月額利用料も登録有効な友だち数やタイムラインが投稿できる数にもよりますが、0円〜2万円程度です。
IDも、年間数千円払えば有料で任意のものに変えられるので、店舗の名前を使ったIDであれば覚えてもらいやすく、QRコードを保存しておけば、名刺やチラシなどに印刷してお知らせできます。

店舗で接客対応している時にも、「今LINE@に登録するとクーポンもらえますよ」などと言ってアピールするのもオススメです。
デメリットとしては、直接IDを知っていないと探しにくいことですが、一度来店したお客様や、チラシのポスティング、店舗のHPなどで告知することで解決できます。

このようにインターネットを使ったオンライン広告はサービスの種類も豊富で、メリットも多いのですが、高齢者などインターネット環境に乏しい年齢層の客を見込み客としてターゲットにするケースには向いていません。

出張買取などに便利な「エリアマーケティング」

チラシ配り

集客には、インターネットだけではなく、従来の紙媒体の宣伝も有効です。出張可能エリアに限定してチラシを配るなど、出張買取には特に効果があります。

折込チラシ

特に中高年の家庭へのアピール力が高いと言われています。しかし、多数のリサイクルショップのチラシの中で見込み客に興味を持ってもらえなければ、意味がありません。

ポイントは、あれもこれもと情報を欲張ってたくさん載せすぎないことです。買取商品をあえて少数に絞るのも効果が期待できます。メーカー・年式や画像を使って具体的にこの商品だったらこの価格で買い取りますよ、と紹介してみるのもオススメです

また、店主や店員さんたちの笑顔の写真を載せてみるのも、親近感を持たれやすくて良いかもしれませんね。

折込チラシの配布日にも工夫が必要です。仕入れがメインならば、引っ越しや模様替えで出る不用品を狙って週末が、販売がメインならば木曜日など週の後半のほうが効果に期待が持てそうです。

DM(ダイレクトメール)

リピーターに効果が高い方法です。お得なキャンペーン情報等を送れば再び来店してくれる可能性が高いでしょう。次回来店時用にクーポンなどをつけるのもいいですね。

タウン情報誌

コンビニ・駅などで配布しているフリーペーパーやタウン情報誌に広告を掲載します。
配布地域は限定されている上に、情報のためにわざわざ手に取る人も多く、広告効果が高いと言われています。

ポスティングチラシ

郵便受けにチラシを直接投函します。この場合、新聞を取っていない世帯にもアピールできます。見込み客のターゲットによっては特に効果が高い方法です。1〜3%の応答率が期待できるとも言われています。

のぼり・看板など

店舗の周辺にのぼりや看板などを配置します。「ここにお店がありますよ!」とアピールをする事が目的で、通りすがりのお客様を呼び込むのに最適です。

電話帳広告

最近はあまり効果がないと思われがちですが、高齢者世帯ではまだ固定電話も多く、不用品出張買取の有力取引先である客層(高齢者)に効果が大きいとされています。

広告だけではなく、店舗の中も工夫が必要

陳列棚

広告の効果で来店してくれるお客様が増えたとしても、それだけでは安定した集客は望めません。「いつ来ても同じ」と飽きられず、「ここに来れば面白いものに会えるかも」と思ってもらうことが重要です。

値下げしてもずっと売れないものは撤去する

本などは季節が関係ないのでずっと同じ陳列になりがちです。そこで最低価格まで値下げしたのに3ヶ月以上売れないものは潔く撤去(廃棄)しましょう。
廃棄はもったいないですが、在庫管理が楽になり、品出し時間が短縮できるので人件費が削減できますし、POPなどが変われば店の表情も変わりやすくなります。

興味を持ってもらうための陳列を

リサイクルショップでは何かを目当てに来店というよりも、「何かいいものないかな」という気持ちで来店されるお客様も多いと思います。そんなお客様に興味を持ってもらうためには陳列方法も重要です。

例えば本ならば、表紙を見せて山積み陳列したり、多色展開やシリーズ展開している商品は並べて比べられるようにするなどです。多色展開のものなどは、色のバリエーションなどを見てお客様が「自分だったら◯色かな…」などと興味を持ってくれます。

効果的な広告と店舗レイアウトで集客力をUP!

集客のためには、効果的な広告と、お客様を飽きさせないように店舗内を工夫することが重要です。
誰に何を売るのか見込み客のターゲットを絞り、他店とは違ったここだけのものがあるのならばそれをアピールし、お客様の気持ちを考えた店内レイアウトにすることが集客力をUPさせて、リピート客も増やしていくことにつながるでしょう。